膝も笑うに笑えない。
歩きすぎて足が疲れた時なんか、「膝が笑ってるよ~」なんて言ったりしますが、
重症化すると、痛くて膝も曲がらない。歩けない。階段つらい。笑えない。
仕事も出来なくなったりすると、いよいよ首も回らない(汗)。
サプリなんかも出回ってますが、体を支える大切な「膝」。
よくよくケアして、快活な毎日を目指したいですね!
目次
膝が痛いということ
内臓疾患に比べ、命に関わる病気は少ないように見える膝の痛み。
膝の痛みには様々な原因があり、老化による軟骨組織の減少だけでなく、
炎症や外傷、何らかの疾患によるものなど、症状も軽重も色々です。
しかし、日常生活に支障があるレベルになると、つらい毎日を過ごすことになり、
精神的にも大きな影響を及ぼしかねません。
膝関節炎
膝関節の病気には、変形性膝関節症が有名ですが、この疾患は非炎症性で、
老化が原因と言われていますが、軟骨の変形がなぜ始まるのか、はっきりとは解明されていません。
また、炎症性の疾患では、半月板や膝靭帯の損傷、細菌による炎症、その他疾病によるものなど、
多岐にわたります。肥満による負荷なども原因とされており、食生活も無視できません。
変形性関節症・関節炎と光線療法
変形性関節症では、寒冷期はさらに悪化しやすい傾向があります。
光線療法の温熱作用、光化学作用などによる保温、細胞機能の回復などは、
とても良い影響があります。
また、消炎作用、肉芽発生作用などもあるため、炎症性の疾患、外傷などによる
膝疾患などに対しても良好な回復が期待できます。
当院で起こったホントの話
当院の歴史の中でも、膝の痛みでお困りの方は数知れず。
怪我をした若者から、人生を駆け抜けて来た老齢者など、
人生をより活発に、より楽しく活動するために、やはり
「動ける」ということは、大切なことです。
78歳、杖との別れ。
両膝の関節炎で手術を勧められていましたが、手術をしても、膝を曲げることは
出来ないと言われていました。
頭の手術も経験しており、体も弱かったため、手術を悩んでおり、当院には杖をついて
おいでになりました。食も細いそうで、弱々しくやっと歩いている状態でした。
顔色も、元気な状態とはいえませんでした。
それでも、独り暮らしをしており、布団干しや、買い物などは、近所の協力や
介護サービスを利用しながら、頑張っていたのです。
移動手段の問題や、体力の問題を考慮し、週二回のペースで施術を開始しました。
一回目の施術の後、お出ししたお茶を飲んだ時の驚いた顔が、今でも忘れられません。
「・・・!おいしい!」
もともとお茶は飲むそうですが、いつもよりおいしく感じたそうです。
さぞかし高級なお茶・・・なんてものではなく、近くの商店に売っているような普通の(笑)お茶です。
光線療法によくあることですが、体にエネルギーが与えられたことにより、体力が回復し、精神的にも
良好に作用するため、食べ物がおいしく感じられる方が多くいらっしゃいます。
当院の真心がこもった、普通の(笑)お茶を、おいしそうに召し上がります。
そして、来た時よりも少し頬に赤みが差し、ふんわりした雰囲気で帰宅しました。
次に来た時、「その日、食事がおいしくて、いつもより沢山食べれました!」
と教えてくれた彼女。食事をしっかりとれた事もあり、表情も明るくなっていきました。
回数を重ねるごとに、体力もつき、少しずつできることが増えていきました。
できる喜びが増えるごとに、どんどん意欲がわき、活発になっていきました。
半年ほど過ぎたころには、なんと杖とサヨナラ。自分の足でしっかり歩き、
今まで行けなかったお買い物、お墓参りやお掃除もできるようになりました。
来た時よりも、どんどん若返り、服や髪を気にするようになった姿は、まるで少女のよう。
元気に、活発に!若返り!
お見合いは、ソファの上で。
数年前からの両膝関節炎により、歩行もままならず、正座も出来なくなった52歳の女性。
娘のお見合いにも出かけることが困難で、お相手を自宅に招くことに。
膝も折れない為、「膝をつき合わせて」なんてできる筈もなく、ソファに腰かけ、
足は伸ばしてひざ掛けで臨んだほどでした。
結婚は無事に決まったものの、このままでは孫も抱けない!心を決めて来院されました。
長年の疾患、移動が困難という事もあり、週1、2回の施術計画で始めました。
1回目の施術から良感があったことで、意欲も増し、がんばって通ってくれました。
少しずつ動けるようになったことで、自然に体重も減り、膝への負担も軽くなったことで
どんどん回復していき、半年後には東京の法事で正座できるまでになりました。
その後、待望のお孫さんのお世話も嬉々としてこなし、運動会の応援など、楽しみいっぱい
過ごせるようになりました。
「なん~で~ こん~な~に~ 可愛いの~か~よぉ~♪」
・・・孫の影響ってすごい。もしや万病の薬!?
・・・負けていられない!
「いつも通り」ができる事。
出来ていたことが、出来ない。
いつものことが、いつものように出来ない。
一つひとつは小さいことでも、気持ちは大きく沈んでしまう。
どこかに不調があると、出来ないことが増えたようで、
それが余計に、不調を招いてしまいます。
不調は体のサイン。
どこか、限界以上に頑張っているかもしれません。
「いつも通り」にできることに感謝しつつ、
「いつも通り」に無理がないか、
身体と相談することも大切かもしれませんね。
誰よりも長く、深いパートナーなんですから。